メタルアイドルBABYMETALが海外で話題 “世界唯一のポップとメタルの融合”

 日本のメタルユニットアイドルBABYMETAL(ベビーメタル)が海外で話題を呼んでいる。14~16歳の少女のトリオで、Jポップとへヴィメタルの融合が新しいという。海外メディアはその魅力を分析している。

【BABYMETALの結成】
 BABYMETALは女性アイドルグループさくら学院からの分身で、SU-METAL(スゥメタル)、YUIMETAL(ユイメタル)、MOAMETAL(モアメタル)の3人で結成されている。さくら学院の音楽は売れ線のエレクトロ・ポップで、「BABYMETAL結成前はメタル音楽のことを知らなかった」と、メンバーの1人MOAMETALはRazor TVのインタビューで語った。

 音楽情報サイト『noisey』は、結成以来常識を覆すような動画をリリースし、最近では武道館で行われた2日間のコンサートでボブ・ディラン、ブラー、アヴリル・ラヴィーンに名を連ねた、と報じている。またiTunesでアルバム売上2位となった。

 “ベビーメタル”という名前にも風変りな新しさがあると、ウェブメディアのデイリー・ドットでは指摘する。メンバーの1人SU-METALはRazor TVのインタビューで、「世界でひとつの存在になりたい。バンド名の“ベビー”は新しいジャンルを表している」と話した。

【海外メディアが分析する魅力】
 デイリー・ドットでは、新しい音楽はもう出てこないのではないかと悲観的になるほどあらゆるジャンルの音楽があふれ返る現代において、BABYMETALは既成概念を打ち破ると報じている。常識を覆すコンセプトを完璧な音程で歌いあげる、と評価する。

 同メディアでは、先月リリースされたアルバム収録曲“ギミチョコ!!”について、チョコレートを食べる快感を表現したという点において、最高のメタルソングかもしれない、と論じた。一方でメタルファンやティーンポップファンには受け入れられないかもしれないと指摘する。

 『noisey』では、標準的なわかりやすいアジアンポップに、それまでのへヴィメタルバンドとは異なる演奏法が組合せられているのが、今までにない斬新さであると評価した。Jポップ業界の戦略に加え、メンバーの風変りな雰囲気がその組み合わせを可能にしているという。

 米ブログサイト『JEZEBEL』は、世界最高そしておそらく世界唯一のポップとメタルの融合が芸能界にセンセーションを巻き起こしている、と報じた。クレイジーで人の心を捉える音楽で、ゴシック調の衣装や怒りの表情に加えてポップの魅力も併せ持ち、危険なほどかわいい、と評価している。

【海外読者の反応】
 海外読者からは魅力を理解できないと言う声も聞かれたが、メディアの評価に賛同する意見が多かった。

・音楽業界の革命だ。
・ロリコン趣味だ。
・メタルファンの友達に見せたら怒っていた。
・メタルが進化した形。
・かわいくて最高。かわいさと激しさ両方持っている。
・メタルファンの彼がギターソロを気に入っている。
・メンバーのプロフィールに靴のサイズまで載っているのは普通?
・メタル三味線なんてすごい!

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Text by NewSphere 編集部