街で最初に会った異性と一日過ごせる地域も!? 各国の異なるバレンタイン事情
2月14日はバレンタインデーである。日本では最近は女性が恋人だけでなく色々な人にチョコレートを贈るようになった。しかし、この習慣も国によって異なる。インドメディア「Jagran Post」が各国のバレンタインデーの習慣を紹介している。
【韓国】
日本と同じく、2月14日に女性が男性にキャンディやチョコレートを送るという習慣がある。3月14日にホワイトデートがあるのも同じである。贈り物を受け取ることができなかった人はこの日は一人で過ごす。さらにブラックデーという日もあり、この日は贈り物を受け取れなかった人が集まり、ジャージャー麺という黒い色のヌードルを食べる。
【スコットランド】
見知らぬ二人がこの日を一緒に過ごす習慣がある。町でこの日最初に会った男女がこの日を一緒に過ごすのである。それをバレンタインデートと呼ぶ。
【デンマーク】
主に若者の日で、若者はバレンタインカードを送る。この恋人にカードを贈るのがこの国で最もポピュラーでロマンチックな習慣である。昔はこのカードは透明で、光に当てるとプレゼントを贈る恋人の写真が映った。今ではカードは「恋人のカード(Lover’s Card)」と呼ばれている。さらに白い花を贈る習慣もある。これに詩やメモ書きを添える。送り主は名前を全て書く必要はない。もらった女性が送り主を当てれば、イースターでイースターエッグをもらうことができる。
【ルーマニア】
バレンタインデーは2月24日である。バレンタインデーはダラゴベテ(伝説上の神の名)と呼ばれ、ルーマニアの若者が熱気あふれるお祝いをする。
【オーストラリア】
豪華なお祝いを行う。人々は花やカラフルな貝殻で装飾が入ったサテンのクッションを送る。中にはハチドリの羽毛が入っているものもある。チョコレートやカードではないのがこの国の特徴。
【南アフリカ】
1週間のお祭りがこの日に始まる。若い女性はLupercalia(ルペルカーリア祭)といわれる伝統的祭りでこの日を祝う。女性は自分の洋服の袖に恋人の名前をピンで留める。
【「お花を贈りましょう!」】
一方、近年日本ではバレンタインデーの習慣も変化しつつある。ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、日本の生花業界がフラワー・バレンタイン・キャンペーンと名付けた、男性が女性に花をプレゼントするという企画に乗り出したことを報じている。
このキャンペーンの公式ウェブサイトにはプロサッカー選手の三浦知良選手らが赤いバラの花束を手に登場している。また店頭にはハート形のオブジェ、花を贈る男性のポスター等が飾られ盛んに宣伝されている。
しかしバレンタイン関連の出費のうち約半分がチョコレートであり、依然としてチョコレート人気は根強い。この企画の発起人の小川典子氏は同紙に対し、「まだチョコレートにはかなわない。バレンタインデー以外にも新しい顧客を開拓中だ」と胸の内を明かしている。