ミラン本田、初ゴールで批判記事を一蹴 現地ファンからも応援の声

 1月6日、ミランデビュー前に、本田圭祐選手は自身のチームをスタンドから観戦した。この試合でヒーローとなったのはカカ。2007年に国際サッカー連盟(FIFA)の年間最優秀選手賞に選ばれたチームの象徴的存在で、ミランでの通算100ゴールを記録した。

【無意味な記事にファンは批判】
 これにはガッリアーニCEOを始め、スタンドのファンたちはスタンディングオベーションで祝った。そこで、スポーツサイトのブリーチャー・レポートは「ホンダを除くすべての者がカカのメモリアルゴールに興奮」との記事を掲載。本田が席に座ったまま拍手を送っていた映像とともに、「興奮するとはどういうものか、ガッリアーニCEOはホンダに教えなければならない。ミランの歴史を知らないのだから許してやろう」と酷評した。

 この記事には、ファンからは怒りの書き込みが殺到した。
「くだらない記事。ホンダを責めるべきではない」
「記事はカカの敵を作ろうとしているだけ」
「この記事を書いた者は真のジャーナリストではない」
「無意味な記事だ。ホンダは本物のミラニスタ(ミランファン)であり、このような馬鹿げた記事には値しない男」

【本田はゴールで酷評記事を一蹴】
 15日、ミランはコッパ・イタリア5回戦でスペツィアと対戦。すでにアッレグリ監督の解任が決まり、次期監督のセードルフが見守るなか、行われた。2-0とリードしたミランは、本田がミランで初となるゴールを叩き込んだ。2部相手のチームとはいえ、先の記事の批判を結果ではねのけた。

【本田には一層ハードワークが求められる】
 また、Goal.comはセードルフの監督就任に伴い、システムが変更されると見ている。アッレグリ前監督が採用していたのはクリスマスツリー型の「4-3-2-1」だが、「4-2-3-1」の採用も否定できないという。攻撃的中盤の「3」のサイドは本田とカカとのことだ。このふたりにはボールに絡まないときでも、これまで以上のハードワークが求められるとしている。

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Text by NewSphere 編集部