iPhoneで焼肉の匂いが楽しめる!? 驚異のスマホアクセサリーが海外でも話題
「スマホで焼肉が味わえる」
と聞いて、一体何のことかおわかりになるだろうか?
最寄の焼肉店の情報を収集してくれるアプリなのか、GPS情報で現在地に焼肉を届けてくれるサービスなのか、はたまたスマホの発熱で肉が焼けるのか…。どれも間違いなのだが、わからないのも無理はない。なぜならこれまで世になかったものだからだ。しかも発想がかなりユニークときている。
答えはつまり「匂い」だ。
着パフ株式会社と株式会社カヤックが共同開発し、11月15日から順次発売予定のスマホアクセサリー「鼻焼肉キット」は、なんと焼肉の香りを発するのである。イヤホンジャックに装着した噴霧器(商品名「Scentee(センティ)」)から香りが発せられるのだが、アプリと連動しており、焼肉が焼ける音と映像とともに、カルビ・タン塩・じゃがバターの3種類の香りが楽しめる。
【海外で話題】
この商品が今、海外でも多くのメディアで取り上げられ、話題になっている。
この商品を紹介する、ハフィントン・ポスト米国版の記事は5000以上のシェア、テック系情報サイト「engadget」の記事は約6500のシェアがなされている。英BBCや米FOXニュースなどでも取り上げられているようなのだ。
【読者の反応】
しかしながら、記事に付けられたコメントの大半は製品のコンセプトを茶化すようなものだった。海外ネットユーザーが思わず反応せざるを得ないネタのようだ。
「世の中、大人だけじゃないってことの証拠だね」
「誰かがこれを考え、誰かが承認し、誰かがこれを買う。やれやれ」
「人類はおバカの一途を辿ってるわね」
といった否定的なものから、
「メール届かなかった?Scentフォルダをチェックしてみるよ(編注:匂いのscentと送信済みのsentをかけている。同製品はメール受信時にも匂いを出することができる)」
「この記事、臭うな(編注:臭うのstinkには「ひどい」の意もあり)」
「犬がそのアクセサリ食べたら誰が手術費を払うの?」
といったユニークなものも寄せられている。
【コーヒーの香りでお目覚め】
焼肉(海外の記事ではベーコンになっている)のインパクトが強すぎてそこがまず最初に取り上げられるが、その他の香りも充実している。リンゴ、イチゴといった果物、バラ、ラベンダーといった植物から、コーヒー、カレー、コーンスープといった香りも用意されていて、カートリッジを交換するだけで手軽に様々な香りを楽しめるようだ。
また、香りを出すタイミングも、メールの受信時や、目覚ましが鳴るとき、Facebookで「いいね!」をもらったときなど、アプリに応じて今後自由にカスタマイズ可能な模様。
日本とアメリカで発売した後、ヨーロッパでも発売予定とのこと。話題性は十分。視覚、聴覚はもちろん嗅覚をも刺激する「新感覚」アクセサリ、世界的なヒットとなるだろうか。