「日本人はコスプレ好きだから」ハロウィン人気の背景を海外が推測
ハロウィンの10月31日、渋谷や六本木などで、思い思いの仮装をした若者を見かけた人は少なくないだろう。大規模な仮装パレードが企画されたり、カボチャやお化けで装飾するお店が増えてきたりと、日本でハロウィンが定着しつつある。
【ブームの火付け役はディズニーランド?】
東京ディズニーランドがハロウィンイベントを始めたのが2000年。その後2002年に大阪のユニバーサルスタジオジャパンも同様の催しを開始し、ハロウィンが日本で知られるイベントとなっていった。
海外ゲームサイト「Kotaku」は、メイドやアニメなどコスプレ文化を持つ日本人が仮装に対して抵抗がなかったことが、このブームを加速させたとみている。また、学校での英語教育が義務化され、教材からハロウィンを知る子供が増えたことが影響しているのでは、と述べている。
【ハロウィンと霊の関係?】
なおハロウィンは、元々ローマを起源とし、先祖の霊とともにやってくる魔女や悪霊を追い出す意味合いを持つという。
Kotakuは、既に日本では、先祖の霊が帰ってくると言われる「お盆」があるため、ハロウィンは単に「仮装をする日」として楽しまれているのだとしている。
【販促イベントとしてのハロウィン】
さらに、日本文化紹介ブログ「Tofugu」は、お盆では販促を期待できない日本企業が、バレンタインやクリスマス同様、売上を伸ばす手段として、ハロウィンイベントを推進していることも街を賑わせている要因だと述べている。
海外からは、日本でのハロウィン人気に対して、「ハロウィンは広まっても、英語は上達していない」「次はイースターが流行るのではないか?」などの声が寄せられている。