「半沢直樹」が中国でも大人気 その理由とは?

 22日に放送されたドラマ「半沢直樹」最終回の平均世帯視聴率が、関東地区で42.2%、関西地区で45.5%だったことが、ビデオリサーチの調べで分かった。2011年に放送された日本テレビ系「家政婦のミタ」最終回の40.0%を抜き、平成以降で日本ドラマのトップとなった。

「半沢直樹」は主演の堺雅人、香川照之に加え、石丸幹二や吉田鋼太郎ら演劇界の大スターらによる、押しの強い演技が魅力。逆境に立ち向かう主人公の姿が、視聴者を虜にした。

「半沢直樹」の人気は、中国にも飛び火している。中国では正式には放映されていないが、日本と同じくインターネット上で無料動画が流れ、海賊版DVDが売れているという。

 中国の無料動画サイト「豆瓣綱」では、毎週、「半沢直樹」の中国語字幕付き動画が更新されており、ユーザーからの評価は非常に高い。

 主人公の決めゼリフ「やられたらやり返す、倍返しだ」は、中国語で「人若犯我、必加倍奉還」と訳されている。このセリフを言いたくてもなかなか言えない、中国の社会人にも共感を得られているでは、と鳳凰網は報じている。

 次々と降りかかる困難に主人公が立ち向かっていく姿に、中国のネット上では「日本人の粘り強い精神力を見た」との称賛もある。

 また、銀行内の不正を描くシーンなどは、中国ではなかなか放送されない内容だからこそ、人気なのではという声もある。

Text by NewSphere 編集部