日本はアジアトップ 「ワークライフバランス」世界ランキング 60ヶ国中1位はNZ
◆優しい労働政策、充実した医療サービス
2位はアイルランドで77.89点。従業員の福利厚生への取り組みを反映した。手厚い年次休暇や充実した医療サービスを提供し、ワーク・ライフ・バランスを実現している。
リモートは「アイルランド人に対する世界的なイメージは、温厚で友好的、カジュアルな傾向があり、その姿勢は一般的に職場にも及んでいる。ヒエラルキーはあまり重要視されず、仕事仲間同士で交流するのが一般的。家族の価値観もアイルランド文化において重要な役割を果たしている」とコメント。
3位はベルギーとデンマークで、いずれも73.45点を獲得した。ベルギーは、充実した病気休暇や包括的な医療保険など、しっかり構築された労働政策で知られている。また、包括性と多様性を重視し、健康的なワーク・ライフ・バランスを促進するための協力的な職場環境が醸成されている。
ベルギーと並ぶデンマークは、従業員に優しい政策と高い幸福度指数で高く評価されている。世界幸福度報告書では、2番目に幸福な国としてランキング。さらに経済協力開発機構(OECD)のデータでは、「非常に長い時間」働いているデンマーク人は2%しかいないことが明らかになっている。法定年次休暇は35日と定められており、最も安全な国の一つともされる。医療費・教育費無償化など、デンマークは労働者が仕事以外の充実した生活を送れるよう配慮している。