バカンス控え混乱する欧州の空港 大量欠航、混雑、ストライキ
◆人員不足が呼ぶストと減便
フランスのパリ・ロワシー空港では、待遇改善と一律300ユーロの賃上げを求める職員が9日にストを決行。14時までに予定されていた便の4分の1にあたる約100便が欠航を余儀なくされた。(20minutes、6/8)
2021年には1300人を解雇したパリの空港運営会社ADPグループは、現在新たに600人の雇用が必要だとしているが、人員確保は容易ではない模様だ(同)。
人員不足に悩むのは空港だけではない。航空会社も同様だ。ベルギーのブリュッセル航空は人員不足と急激な利用客の増加による従業員の負担を軽減するため、この夏148便を減便すると発表した(RTL 5minutes、6/8)。
ドイツのルフトハンザ航空も7月は900便を欠航にすると発表した。新型コロナウイルスによって大きな損失を被った同社は3万人以上を解雇しており、急増した利用客のニーズに対応しきれない状態だ。(20minutes、6/9)