『ストレンジャー・シングス』シーズン4の魅力をネタバレありで解説
Kseniya Ivashkevich/ Shutterstock.com
Netflixの大人気シリーズ『ストレンジャー・シングス』はシーズン5での完結が予定されている。ファイナルシーズンを前にしたシーズン4は、一気にスケールが広がり、「裏側の世界」の新たな強敵が現れるなど、シリーズ完結に向けて必見のシーズンだった。
世界的に待望されているシーズン5を前に、『ストレンジャー・シングス』シーズン4の魅力をネタバレありで解説する。
『ストレンジャー・シングス』シーズン4のあらすじ
Kseniya Ivashkevich/ Shutterstock.com
シーズン3で描かれたスターコートでの戦いから6カ月後、スターコートで多くの人が亡くなった事実はホーキンスに暗い影を落としていた。引っ越しなどにより離ればなれになった仲間たちは、それぞれの不安な新生活をスタートさせた。
そんな彼らの周囲に、新たな恐ろしい超常現象が巻き起こる。「裏側の世界」の脅威が迫るなか、仲間たちは再び力を合わせて新たな強敵「ヴェクナ」に立ち向かう。
『ストレンジャー・シングス』シーズン4の魅力
Kseniya Ivashkevich/ Shutterstock.com
『ストレンジャー・シングス』シーズン4には、これまでのシーズンとは異なる魅力がある。シリーズに共通する80年代テイストの魅力はそのままに、高校生になった仲間たちの学園・青春ドラマの要素と本格ホラー色がぐっと強まった。
大人になりつつある彼らと一緒に進化していくドラマは、『ストレンジャー・シングス』のシリーズをずっと見ている人なら感慨深いに違いない。シーズン4からは物語の舞台も大幅にスケールアップした。より大きなスケールで進むストーリーと新たな強敵との戦いは、観る側の興味を惹き続けること間違いなしだ。
学園・青春ドラマの要素がたっぷり
シーズン4では、高校生になった仲間たちの学園・青春ドラマの要素がたっぷりと楽しめる。ウィルとイレブンがカリフォルニアに引っ越したことなどにより、バラバラになった仲間たちは不安な新生活を送ることになる。
イレブンは転校先でいじめに遭い、ルーカスはバスケット部に入ってオタク仲間から抜けそうになるなど、ハラハラするような学園ドラマが展開される。
そのほか、マイクとイレブンの遠距離恋愛など、青春ドラマの要素も充実している。不安な新生活を送る彼らがどのように再結集するのか、仲間たちの瑞々しいドラマに注目だ。
本格ホラー色の強いシーンが多数
シーズン4は仲間たちの成長を反映し、シーズン3までのようなファンタジー要素の強い子どもたちのホラーから一変、80年代ホラーの名作『エルム街の悪夢』などを思わせる本格ホラーへと変化している。ホーキンスの高校生が全身の骨を折り曲げられて死亡する事件が連続して起こるなど、凄惨なシーンも多数ある。
より恐ろしさを増したシーズン4の世界で、仲間たちは「裏側の世界」の脅威にどう立ち向かうのか、ホラー展開に恐怖しながらも物語の行き先が気になってしまうに違いない。
舞台は大幅にスケールアップ
シーズン4は物語の舞台が大幅にスケールアップしている。イレブンとウィルたちはカリフォルニア州レノーラに引っ越しをし、マイクたちはそのままホーキンスで生活をしている。また、死んだと思われていたホッパーはロシアにいるなど、州や国を越えてドラマが展開される。
しかも、それぞれの場所でバラバラに進んでいた物語は、次第に1つに繋がっていく。スケールの大きさを感じながらも、まとまりのあるストーリーを楽しめるのだ。
シーズン3までホーキンスという比較的狭い舞台で展開されていた『ストレンジャー・シングス』の物語は、スケールが広がることによってどう変化していくのか、シリーズのファンには気になる要素だ。
「裏側の世界」の新たな強敵が出現
シーズン4では、「裏側の世界」の新たな強敵「ヴェクナ」が出現し、次々に犠牲者を生んでいく。「ヴェクナ」はこれまでに登場した「デモゴルゴン」と同様、テーブルトークRPG『ダンジョンズ＆ドラゴンズ』が名前の元ネタとなっている。
トラウマを抱えた若者を狙い、心に入り込んでいく「ヴェクナ」は、なんとマックスまでも標的にする。「ヴェクナ」に狙われたマックスはどうなってしまうのか、そして仲間たちはどのように「ヴェクナ」と戦っていくのか、見逃せない展開が続く。
『ストレンジャー・シングス』シーズン4の注目キャスト
Kseniya Ivashkevich / Shutterstock.com
『ストレンジャー・シングス』シーズン4はキャストも要注目だ。シーズン4は従来のキャストに加え、実力と個性ある俳優が新たに重要な登場人物として参加する。期待の新星から意外な大俳優まで、どんな俳優が参加しているかを知れば、よりシーズン4の楽しさが増すに違いない。
ジェイミー・キャンベル・バウアー
研究所の職員ヘンリー・クリール（ワン）役で登場するのがジェイミー・キャンベル・バウアーだ。ジェイミー・キャンベル・バウアーは、過去に『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』や『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』で若かりし頃のゲラート・グリンデルバルドを演じた実力派俳優である。
ジェイミー・キャンベル・バウアーが演じるヘンリー・クリールは、シーズン4でも極めて重要な役割を果たしている。シーズン4で最も注目したい俳優の1人だ。
ロバート・イングランド
精神病院で暮らすヴィクター・クリール役で登場するのは、なんと大俳優ロバート・イングランドである。ロバート・イングランドといえば、なんといっても1984年の名作『エルム街の悪夢』フレディ・クルーガー役が有名だ。
『エルム街の悪夢』など80年代本格ホラーを思わせる展開が続くシーズン4で、ロバート・イングランド演じるヴィクター・クリールがどのような役割を果たすのか要注目だ。
エドゥアルド・フランコ
ウィルやマックスとの冒険に巻き込まれていくアーガイル役を演じるのはエドゥアルド・フランコだ。過去に『ブックスマート』のテオ役などを演じたエドゥアルドは期待の新星で、『ブックスマート』ではわざわざ彼のために役が作られたほどである。
シーズン4でも、エドゥアルド・フランコが放つ独特の存在感からは目が離せない。
トム・ヴラシア
ホッパーが囚われているロシアの収容所の看守エンゾ役を演じるのは、トム・ヴラシアだ。トム・ヴラシアは、超人気ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のジャクェン・フ＝ガー役などを演じた注目俳優である。
トム・ヴラシア演じる看守エンゾがホッパーとともにロシアでどのようなドラマを繰り広げるのか、こちらもシーズン4では要注目だ。
『ストレンジャー・シングス』はNetflixで見よう
出典：Netflix
魅力たっぷりの『ストレンジャー・シングス』は、現在もNetflixで独占配信中だ。シーズン1からシーズン4まで、全34エピソードが見放題となっている。
Netflixは月額790円（税込）から1,980円（税込）まで、画質や同時視聴数、広告有無に応じた4つのプランがある。自分に合ったプランで、『ストレンジャー・シングス』の視聴を楽しもう。
『ストレンジャー・シングス』シーズン4を観て完結を待とう
『ストレンジャー・シングス』シーズン5の配信は2024年とされていたが、脚本家組合のストライキによって撮影に遅れが出ている。『ストレンジャー・シングス』シリーズ完結となるシーズン5がスケジュール通りに完成することを、多くの人が願っているに違いない。
魅力と新展開に溢れたシーズン4は、シーズン5を前に必見の内容となっている。シーズン4を観て、シリーズ完結への期待を膨らませてみてはいかがだろうか。
あなたにおすすめの記事
◆『イカゲーム』シーズン2の公開情報｜ストーリーやキャストを紹介
◆復讐劇『イテウォンクラス』のあらすじ・キャストは？主題歌・原作も紹介
◆『セックス・エデュケーション』のあらすじは？キャストの魅力も紹介
◆密かに入れ替わる双子をミシェル・モナハンが熱演 Netflix新シリーズ『エコーズ』
