外国人絶賛、日本の豪華クルーズトレインたち…「ななつ星」は米誌ファン投票で世界一
◆最高のサービス、まるで高級ホテル「四季島」
日本の北側ではJR東日本が、宿泊しながら列車旅を楽しむクルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島(トランスイートしきしま)」を運行している。英サン紙は、「提供されるサービスは最高級で、乗客は高級ホテルではなく列車に乗っているのだということを忘れてしまうほどだ」と紹介する。
世界各地を旅するユーチューバーのジェブ・ブルックスさん(登録者77万人)は今年1月、四季島の旅の体験を自身のチャンネルで公開した。「1泊2日コース(山梨)」(2023年度)の旅程を選んだ彼は、上野駅を朝9時に出発し、新潟の新津駅で下車観光。続いて向かう山梨県甲府市の塩山駅で一時降車してフレンチとワインを楽しみ、翌日夜に上野駅に戻った。出発に際し配られた訂正の表が、ブルックスさんの目を引いた。「訂正とお詫び」と題された表には、7:19は誤りで、7:20に訂正する旨が記されていた。1分をわざわざ訂正するなど「アメリカの列車では考えられない」という。
乗車後は個性的な有機的デザインの窓で覆われた展望エリアに息をのみ、豪華な内装の食堂車「DINING しきしま」での食事などを楽しんだ。行き先の土地からシェフが乗り込んで振る舞われる料理の数々にブルックスさんは、「列車のキッチンではなく、ミシュラン・レストランかと思うような盛りつけと味わいに驚かされることになる」(7分9秒頃から〜)と述べている。
動画を通じてバーチャルな乗車体験を楽しんだ視聴者からは、「これは驚きだ、とても美しい! メニュー、部屋、車両、デザインと装飾……とにかくすごい」とのコメントが寄せられた。別の視聴者は、「日本には世界で最高の列車とサービスがある。清潔さでもほかの追随を許さない」と述べている。
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