USJが日本トップ、世界テーマパーク来園客数ランキング ディズニーランド・シーもトップ10内

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン|tipwam / Shutterstock.com

◆ニンテンドー・ワールドなど追い風、日本のパークが上位に
 7位から3位は、日本と中国のパークが占めている。

 絶好調のユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、新エリア「スーパー・ニンテンドー・ワールド」の人気を追い風に入場者数が前年比29.6%増の1600万人に達し、3位につけた。

 東京ディズニーリゾートもコロナ禍から順調な回復を見せており、東京ディズニーランドが4位で1510万人(前年比25.8%増)、東京ディズニーシーが7位で1240万人(同22.8%増)となっている。両パークともコロナ期以降は収益性を重視し、入園者数を適切な水準でコントロールする運営方針をとっている。

東京ディズニーシー|Wirestock Creators / Shutterstock.com

 一方、中国のテーマパークでは、上海ディズニーランドが前年比164.2%増の1400万人(5位)を集客している。昨年末オープンの「ズートピア」エリアが好評を博すなど、中国随一の人気パークとしての存在感を示している。

 珠海長隆海洋王国も前年比184.5%増の1252万人(6位)と急回復し、パンデミック前の水準を取り戻した。ただし、中国のパーク業界では、入場者数の大幅な増加が必ずしも収益改善につながっておらず、構造的な課題が浮き彫りになっている。

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Text by 青葉やまと