USJが日本トップ、世界テーマパーク来園客数ランキング ディズニーランド・シーもトップ10内
◆懸念されるフロリダの足踏み
11位から8位も、フロリダの回復の遅れが目立つ。フロリダ州のディズニー・ハリウッド・スタジオは、前年比5.5%減の1030万人(10位)にとどまった。ただし、同じフロリダのエプコットは、新アトラクション「モアナをイメージした水の旅」の効果もあり、19.8%増の1198万人(8位)を記録している。
アメリカ国外では、パリが健闘した。パリ郊外マルヌ・ラ・ヴァレのディズニーランド・パークは、年間入場者数が1040万人(9位)に達し、前年を4.7%上回った。パリのディズニーランドリゾート全体では1600万人を超える来場数を確保している。過去5年間でウォルト・ディズニー・スタジオパークに投じた15億ドルの設備投資が効果を上げている形だ。
ユニバーサル陣営では、フロリダ州オーランドのアイランド・オブ・アドベンチャーが前年比9.3%減の1000万人(11位タイ)と振るわなかった。これは、外国人観光客の回復の遅れや団体旅行の減少が響いたもので、フロリダのテーマパーク全体に共通する課題となっている。ただし、各パークとも来場者1人当たりの消費単価は上昇しており、収益面での落ち込みは抑えられているという。
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