太る食べ物10選を一覧で紹介 少量で太ってしまう食べ物とは?

太る食べ物10選を一覧で紹介 少量で太ってしまう食べ物とは?

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ダイエット中で、太る食べ物がどういうものか気になっている人も多いだろう。例えば、高カロリーで脂質の高い食べ物は、食べ過ぎると肥満になる可能性があるため注意が必要だ。

そこで今回は、食べ過ぎを避けたい高カロリーの食べ物一覧と、少量でも高カロリーなコンビニの食べ物を紹介する。また、太りにくい食べ物も併せて紹介するので、ぜひチェックして欲しい。

太る食べ物の特徴は?

太る食べ物の特徴は?

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太る食べ物の特徴は、カロリーや脂質の高さに加えて、炭水化物が多いことが挙げられる。どのような食べ物を口にすると太りやすいのか、注意したいポイントとともにチェックしてみよう。

高カロリー・高脂質で栄養バランスが悪い

高カロリー・高脂質の食べ物は、少量でも太りやすい。間食として食べるケーキやスナック菓子などはもちろん、ファストフードも一般的にカロリー・脂質ともに高いものが多い。さらに、野菜が不足しやすく、栄養バランスが偏る点にも注意が必要だ。

例えば、ハンバーガーを食べる際にセットで注文する人は多いが、ポテトや炭酸飲料などと一緒に食べた場合、1食で1日に必要なカロリーの半分ほど摂取することになる。厚生労働省の「エネルギーの食事摂取基準:推定エネルギー必要量(kcal/日)」によると、18〜49歳の男女が1日に摂取するカロリー基準は以下のとおりだ。

男性女性
18〜29歳2,300kcal1,750kcal
30〜49歳2,250kcal1,700kcal

摂取カロリーを大幅に超える生活を続ければ、肥満につながる可能性が高まる。1日に必要なカロリーを考慮して、食べる量を調整するようにしよう。

炭水化物(糖質)が多い

炭水化物の一種である糖質が多い食べ物も、摂取し過ぎると太りやすい。糖質は、主食となる米やパンのほかにも、ケーキ・チョコレート・砂糖入りの炭酸飲料などに多く含まれる。

糖質とは、炭水化物から食物繊維を除いたものであり、体内で吸収されてエネルギー源となる栄養素だ。体を動かすために不可欠だが、摂りすぎるとエネルギーとして消費されず、中性脂肪になり、肥満や生活習慣病の原因になる。

ただし、必要な糖質を摂らなければ、エネルギー不足により集中力の低下や疲労感など体に不調が現れる。糖質不足が深刻になると、意識障害を起こす可能性もある。糖質の摂りすぎは健康によくないが、過度な糖質制限ダイエットもよくないので注意しよう。

太る食べ物一覧を紹介

太る食べ物一覧を紹介

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普段何気なく口にしている食べ物の中にも、さまざまな太りやすい食べ物がある。どのような食べ物があるのか、炭水化物が多く高カロリー・高脂質の食べ物10選を一覧表にまとめて紹介する。

食べ物カロリー脂質糖質
カツカレー1,103kcal47.06g129.71g
ハヤシライス1,077kcal45.8g117.44g
カツ丼922kcal33.44g111.75g
ピザ(直径20cm)872kcal35.72g90.64g
オムライス850kcal29.66g105.93g
うな重922kcal32.26g109.76g
スープカレー968kcal38.58g91.27g
カルボナーラ779kcal39.49g68.62g
牛丼771kcal23.87g110.62g
チャーハン708kcal24.05g95.85g

米や小麦粉など、炭水化物が多く含まれる食材を使用したものは、カロリー・糖質どちらも高い傾向にある。特に油で揚げたトンカツをのせたカツカレーは、脂質と炭水化物を組み合わせた非常に太る食べ物といえる。甘みの多いうな重や牛丼も、炭水化物と脂質の割合が高い。一覧にあるような食事を利用するときは、バランスよく栄養を摂取するために、野菜がたっぷり含まれたサラダなどを組み合わせて食べることをおすすめする。

コンビニの太る食べ物5選

コンビニの太る食べ物5選

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おつまみや追加の一品としてつい購入しがちなのが、コンビニのホットスナックではないだろうか。ここからは、コンビニのホットスナックの中から、カロリー・脂質が高く、少量でも太りやすい食べ物を5つ紹介する。

とり唐揚げ(もも)

カロリー脂質
ローソン
(鶏からもも4個)
339kcal23.2g
セブンイレブン
(からあげ串)
195kcal12.0g
ファミリーマート
(ファミから1個)
103.4kcal5.4g

とり唐揚げは、コンビニのホットスナックの中でも特にカロリー・脂質の高い食べ物だ。ただし、パン粉をつけて揚げるフライに比べると油を吸収する「吸油率」は低い。どうしてもコンビニの揚げ物が食べたいなら、カツやフライよりも唐揚げを選ぶほうがよいだろう。

アメリカンドッグ

カロリー脂質
ローソン276kcal12.5g
セブンイレブン249kcal10.4g
ファミリーマート335.0kcal18.1g

食事ではなく、間食で利用する人が多いアメリカンドッグも、太りやすい食べ物だ。フランクフルトをボリュームのある衣で包んで揚げるため、カロリー・脂質どちらも高くなっている付属されるケチャップやマスタードを使うとさらにカロリーが増えるため、かけすぎないように心がけてみよう。

フランクフルト

カロリー脂質
ローソン304kcal26.8g
セブンイレブン316kcal27.9g
ファミリーマート256.0kcal20.5g

おつまみや間食として気軽に食べやすいフランクフルトも、太る食べ物のひとつだ。一見すると高カロリーには見えないが、コンビニのフランクフルトは油で揚げるため、カロリーに加えて脂質も高くなる。

コロッケ

カロリー脂質
ローソン221kcal15.6g
セブンイレブン215kcal13.9g
ファミリーマート263.1kcal17.8g

衣をつけて揚げるコロッケは脂質が高い。コロッケの栄養素は炭水化物が多く、カロリーや脂質に加えて糖質も高いため、食べ過ぎると肥満につながる。おかずとしてご飯と一緒に食べるなら、ご飯の量を減らすなど工夫が必要だ。

あんまん

カロリー脂質
セブンイレブン
(ごまあんまん)
243kcal5.6g
ファミリーマート
(つぶあんまん)
207.0kcal2.4g

あんまんは蒸して作るため脂質は低めだが、炭水化物を多く含んでいる。皮には小麦粉を使い、中身のあんこには大量の砂糖を使用するので、糖質の高さも特徴だ。ほぼ炭水化物でできているため、食べ過ぎに気をつけて楽しむとよいだろう。

太りにくい食べ物・健康的に太る食べ物はある?

太りにくい食べ物・健康的に太る食べ物はある?

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太りたくない人、もしくはボディメイクのために健康的に太りたい人におすすめの食材を紹介する。ダイエット中は同じものばかり食べず、栄養豊富で脂肪分が少ない食べ物をバランスよく食べることが大切だ。

ビタミン・ミネラルを摂取できる野菜類

野菜類はカロリーが低く、大量に食べても太りにくい食べ物だ。炭水化物を体内でエネルギーに変えるサポートをするビタミンのほか、ミネラル・食物繊維も豊富に含んでいる。エネルギー代謝をサポートするため、食べ過ぎてもカロリーオーバーになりにくい。

また、食物繊維を含む野菜類は食べ応えのあるものが多く、咀嚼に時間がかかるため満腹感が得られるのもメリットだ。ゆっくり噛んで食べることで、食べ過ぎ防止にもつながる。健康的な体づくりのために、普段から食生活に取り入れてみよう。

たんぱく質豊富な肉・魚介類

たんぱく質を豊富に含む肉や魚介類も、健康的な食生活に欠かせない食べ物だ。たんぱく質を摂取すると筋肉量が増え、基礎代謝量を上げやすくなる。基礎代謝が上がると消費するエネルギーも増えるため、メリハリのある体づくりにも役立つ食材といえる。

肉類なら脂質の少ないヒレ肉や鶏胸肉、ササミなどがたんぱく質を多く含んでいる。魚介ならイワシ・カツオ・アジなどをバランスよく取り入れるとよいだろう。

食物繊維の多い大豆製品

食物繊維は健康的なダイエットをサポートする食べ物のひとつだ。例えば、大豆製品である豆腐・おから・納豆などには、食物繊維だけではなくたんぱく質も豊富に含まれている。食物繊維は整腸作用などが期待できる栄養素であると同時に、脂質・糖などを体の外へ出す働きがあるため、健康的に食べて痩せたい人におすすめだ。

豆腐やおからはそのまま食べるのはもちろん、料理の材料としてアレンジしやすい点も魅力である。ハンバーグなどのかさ増しやポテトサラダの代用などに利用すると、カロリーを抑えて満腹感も得られる。

太る食べ物を食べるなら栄養バランスが大切

高カロリー・高脂質の太る食べ物は、魅力的なものが多い。太りやすい食べ物を食べる日には、1日の摂取カロリーを考慮することが必要だ。同じものばかり食べるなど極端な食べ方をせず、野菜や肉をバランスよく取り入れて、健康的な食生活を心がけてみよう。

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Text by NewSphere 編集部