「レイカーズにビッグ4いる」チームOBが“過小評価されている男”をプッシュ
ロバート・オーリー氏(2010年2月)|Jeff Kern / flickr
米プロバスケットボール(NBA)のロサンゼルス・レイカーズの元スター選手ロバート・オーリーが、八村塁を「ビッグ4」の一人として高く評価した。ルカ・ドンチッチの加入後もチームに欠かせない存在である八村だが、これまで見落とされがちだったその存在が高く評価され始めている。
◆「ビッグ4」の一人として認められる八村塁
オーリーがレイカーズの八村塁を「ビッグ4」の一人に挙げたと、米スポーツメディアのNBAアナリシス・ネットワークが26日伝えた。オーリーはダラス・マーベリックスとの試合後、「ビッグ3と言われがちだが、実はビッグ4が正しい。つまりRH(八村塁)だ。RHという言い方はあまり聞かないが、私がRHと言えばそれは塁のことだ」と語った。レイカーズのビッグ3は、ルカ・ドンチッチ、レブロン・ジェームズ、オースティン・リーブスを指す。
マーベリックス戦で八村は15ポイントを決め、チーム内で最も高いプラスマイナス評価「+19」を獲得している。このことについてオーリーは、「彼は今夜、15ポイントを奪い、チーム最高の+19となった。それなのにみんな塁のことを忘れている」と言及している。「彼の存在感が薄い。もっと敬意を払うべきだ……もっと評価されるべきだ」とも加えた。
◆レディック監督の下での成長
八村のプレースタイルは、レイカーズのJJレディックHC(ヘッドコーチ)の下で目覚ましく成長している。状況に応じ柔軟にプレースタイルを変化させる能力を獲得しつつあると、NBAアナリシス・ネットワークは伝えている。同メディアは、27歳の八村は攻守両面でゲームに貢献していると評価する。
先日のトレードも影響した。アンソニー・デイビスがマーベリックスに移籍した後、攻撃面を含めてフロントコート全体を強化する必要があったと、USAトゥデイ紙の専門メディア『レブロン・ワイヤー』は指摘する。結果として八村は以前より積極的にシュートを打つようになり、最近ではリバウンドと守備も向上しているという。
八村が2023年のNBAプレーオフですでにここぞという場面でオールスター級の実力を発揮していたと振り返る同メディアは、今春ずば抜けたプレーが続けば、レイカーズの戦績向上に直結すると大いに期待する。
◆トレード候補だった八村、今や欠かせない戦力に
最近の躍進により、八村の立場は大きく変わりつつある。レイカーズのニュースを報じるレイク・ショー・ライフは、シーズン開始時はオースティン・リーブスとともにトレード候補だった八村だが、位置づけが変化したと指摘する。
同メディアによると、直近10試合で八村は平均18.2ポイント、5.5リバウンド、高いシュート成功率と好調な成績を残しており、10試合中6試合で20ポイント以上、8試合で17ポイント以上を獲得している。安定して効果的にポイントを稼ぐ実力が確立したと言って良い。
このため同メディアは、「八村はまだ完全にトレード対象外とは言えないものの、その状態に近づいている」と評価している。2025〜26シーズンに1825万9259ドルの契約満了を迎えるが、今後はトレード対象ではなく、手放せないプレーヤーとなりそうだ。