「大谷4位」への海外ファンの反応は? MLBネットワーク選手ランキング

Ashley Landis / AP Photo

◆現状を鑑みれば妥当の声も
 もっとも、昨年9月に右肘のじん帯修復手術を受け、二刀流復帰は2025年ともいわれる大谷選手の状況を踏まえるに、現時点で4位の評価は妥当とする声もある。公式Xのコメント欄では、次のような意見が聞かれた。

「彼は今年はDH(指名打者)だが、(1〜3位の)アクーニャやベッツ、ジャッジのような、球場でプレーするだけでみるみる価値が上がっていく、限りなく価値の高い選手らには遠く及ばないだろう」

「彼は来年、二刀流選手とはいかないだろうから」

 とはいえ、こうした意見へのさらなる反論もある。2023年シーズンの実績としてはやはり不当だとするものだ。

「このランキングが2024年のトッププレーヤー予想であれば、確かにそうだ。 しかし、昨年と前歴を考慮した総合的なベストプレーヤーは、やはり大谷のはずだ」

 各論渦巻くなか、MLBネットワークの公式フェイスブックでは、一時二刀流としてもプレーした「野球の神様」に大谷選手をなぞらえるファンのコメントが支持を集めている。

「ベーブ(・ルース)を除いて、MLBには大谷のような選手はこれまで存在しなかった。この男は球界最高の選手だ」

 怪我でやむなく二刀流を退いている今も、現地ファンの大谷熱は衰えを知らない。

Text by 青葉やまと