マテル社が販売するバービー人形の世界が、実写化された映画『バービー』が、7月21日に全米で公開となる。バービーの世界観がバービーコアとして世界的にトレンド化する一方、地図表記が原因で同映画はベトナムでは公開禁止となった。

◆初の実写化で話題の映画『バービー』
　『バービー』は、過去に『レディ・バード』や『ストーリー・オブ・マイライフ／わたしの若草物語』などの作品を手がけ、実力ある若手の映画監督として知られるグレタ・ガーウィグ（Greta Gerwig）が監督を務め、オーストラリア出身の女優、マーゴット・ロビー（Margot Robbie）が製作・主演する作品。ほかにも、バービーのボーフレンド役に、ライアン・ゴスリング（Ryan Gosling）、大統領バービーにイッサ・レイ（Issa Rae）、変わり者のバービーにケイト・マッキノン（Kate McKinnon）など、数々の人気俳優が出演する。

　初の実写版映画である『バービー』に関連してさまざまな企業やブランドとのプロモーションが展開している。洋服のギャップやフォーエバー21、化粧品のレブロンやOPI、アイスクリームショップとのコラボレーションに始まり、ビデオゲームから保険会社まで『バービー』とタイアップしたプロモーションを展開。バービーの世界観を印象づける鮮やかなピンクを基調にしたファッションやインテリアは、「バービーコア」としてライフスタイルトレンドとして広がっている。