ヘンリー王子「ウィリアム王子に床に叩きつけられた」、回顧録で暴露
◆ダイアナ妃との思い出まで、王室の内情を暴露
回顧録はこれまで公にされてこなかった王室のプライベートな出来事について、広範に綴られている模様だ。テレグラフ紙によると、ある情報筋は英サンデー・タイムズ紙に対し、「あらゆることが暴露されている」と語った。チャールズ皇太子に関する記述は予想ほど手厳しいものではないが、ウィリアム王子に対してはことさら辛辣な記述が多いという。また、キャサリン妃に対しても「一定の激しい批判」が向けられているという。
このほかガーディアン紙は、亡きダイアナ妃との思い出も含め、「ヘンリーは極めてプライベートな場面や会話を惜しげもなく述懐している」と述べている。
◆回顧録出版で兄弟の関係修復は絶望的か
ヘンリー王子の心情は安定していないようにも思われる。英インデペンデント紙(1月4日)は、回顧録発売前のインタビューでの発言を取り上げている。それによるとヘンリー王子は英ジャーナリストのトム・ブラッドビー氏に対し、「私は父(との関係)を取り戻したい。兄を取り戻したい」との胸中を明かしていた。
しかし、回顧録を通じ王室の内情を暴露したことで、関係修復は絶望的になったとの見方が濃厚だ。情報筋はテレグラフ紙に対し、「こうした事細かな出来事や、兄弟間の不和が描写されている。個人的には今後、ヘンリーとウィリアムが和解できるとは思えない」と述べている。
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