「ドイツはもうだめ」まさかのGL敗退にメディアもショック 衰退指摘も

Darko Bandic / AP Photo

 日本時間の12月2日、早朝4時から行われたサッカーワールドカップカタール大会の日本対スペイン戦は、2-1で日本が勝利した。これにより、グループEは日本とスペインが決勝トーナメントに進むことが決まり、ドイツは2大会連続のグループリーグ敗退となった。ドイツのジャーナリストやメディアからは、「ドイツはもうだめだ」という悲観的な声も出ている。

◆VARが痛手に? 日本勝利で敗退決定
 ドイツはコスタリカ戦に勝利したものの、グループステージで敗退となり、大方の予想に反する結果となった。もし日本がスペインと1-1で引き分けていたら得失点差で日本が敗退するところだったため、ドイツにとって日本の2点目が決勝トーナメント進出の分かれ目となった。

 日本の2点目は、三苫薫選手の折り返しを田中碧選手がゴール前で押し込んだものだったが、三苫選手の折り返しがゴールラインを割っていたのではないかとされ、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の判定に委ねられた。最終的にラインにかかっていたとされ、ゴールが認められた。

 しかし、多くのメディアが日本の2点目を「物議を醸すゴール」と呼んでいる。FIFAがタッチラインとボールの位置関係を示す画像を公開してないことに不満を持つ人もおり、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドの元キャプテン、ガリー・ネビル氏や、英民放ITVのグレアム・スーネス氏などが、「透明性」のために画像を提供するように求めている(米スポーツサイト『アスレチック』)。ESPNは、ドイツにとってはVAR判定が非常に痛かったと述べており、一部の人には煮え切らない結果だったようだ。

(ツイッターテキスト訳)あなたが審判だと…これはインなのかアウトなのか?

Text by 山川 真智子