マスクなし選手続々 五輪の着用ルール、選手も混乱

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 東京オリンピックでは、内外を問わずすべての会場でマスク着用が義務付けられている。選手の場合は競技やトレーニング中、飲食や睡眠時以外はマスク着用とされているが、開会式や表彰式の場でノーマスクの選手がかなり見かけられた。マスクルールに一貫性がなく理解されていなかったと思われ、IOCは新方針を示すこととなった。

◆開会式でノーマスク IOCルール順守を要請
 東京五輪の開会式では、多くの国が入場行進の際のマスク着用ルールを守っていたが、一部の選手団にルール違反が見られた。タジキスタンとキルギスタンはほぼノーマスクでスタジアムに入場し、旗手もマスクをしていなかった。開会式後、大会組織委員会の担当者も、ノーマスクの選手や関係者がいたことを認め、大会終了まではマスク着用は基本規則であり、全員に協力願いたいと述べた。(ピープル誌

 IOCのクリストフ・デュビ統括部長は記者会見で、マスクをしていない人を見かけることはどこでもあることで、ほとんどの場合は単に忘れてしまっているからだと同情的に説明。しかしどうしても耐えられないような露骨な行動があれば、アクションを取ると話した。(同上)

Text by 山川 真智子