ビートルズがやって来た!日本の「ビートルズ記念日」

著:Nevin Thompson  6月29日は、日本のファンにとってのビートルズ記念日だ。この日は、1966年にビートルズが初めて来日した記念すべき日。梅雨の真っ只中、羽田空港に降り立った彼らは、東京の中心地にある日本武道館での翌日の公演を皮切りに5公演のツアーを行った。

 今年(編注:2017年)、6月29日にはビートルズ記念日というハッシュタグが日本のTwitterで流行し、多くのファンがビートルズの思い出や彼らへの称賛の気持ちを分かち合った。

 1966年のビートルズ来日は、日本の戦後文化の転換点と言われている。1964年にロンドンで日本人初のビートルズ独占インタビューを行ったジャーナリストの星加ルミ子氏は、2016年に初来日50周年について次のように語っている。

たった5日間足らずの来日でしたが、それでも世間の空気をすっかり変えてしまうのには十分でした。ビートルズを認めざるを得ないと、皆すぐに気づいたのです。

 今日の日本における財界の大御所たちの中には、ビートルズが初来日した1966年に青春を迎えた者が多くいる。 Nikkei Asian Review(日本経済新聞社によるサービス)が報じたように、小売業の大手セブン&アイ・ホールディングス社長の井阪隆一氏は、ビートルズの音楽は英語よりも国際共通語らしいと言っている。

 今日でもなお、ビートルズの楽曲は日本のカラオケ店や中学校の英語の授業で歌われ続けている。ビートルズのパロディー商品まで未だに人気がある。

 そして、他の国のファンと同じように、日本人もビートルズゆかりの土地への聖地巡礼をしている。

 元来、聖地巡礼というものは気まぐれに起こるものでもある。

 さらには、常々起こることだが、この東京のラーメン店のようにファン層に便乗して儲けようとする商売も出てくる。

 ビートルズ記念日のハッシュタグをフォローすれば、ビートルズ記念日のより詳しい情報を得ることができる。


This article was originally published on Global Voices(日本語). Read the original article.
Translated by Mita Hiromasa.
Proofreading:Aogi Kobayashi

Text by Global Voices