万引きを繰り返す女の子 親と一緒でも行う姿に悩む日本人

海外で生活する日本人にとって、現地の日本食料品店はありがたい限りですよね。

【画像】万引き対策として設置した立札

しかし、残念ながらその経営に大きな影響を与えるような事件が頻繁に起こっているようです。

万引きを繰り返す女の子に警告の立札

今回、被害の状況をXに投稿したのはカナダのバンクーバーにて日本のベーカリーカフェを経営するKEIKOさん(@kanadell1)。

KEIKOさんはカフェKanadell-Ya Japanese Marketの隣で日本食料品店も経営しており、事件はそこで起きました。

毎週末に家族とお店を訪れる小学生くらいの女の子が、度々ハイチュウを盗んでいくのです。

ハイチュウは普通のスーパーでも売られているほどカナダで知名度が高いお菓子だといいます。

「何もしないのはこの子のために良くないけど、かと言って女の子の父親に話して大事にするのも……」と躊躇したKEIKOさんは、対策として立て札を立てました。

立て札を設置してから女の子が初めて来店した時、彼女は札を読んでいたそうです。

その日は混んでいたのでどちらにせよ万引きは出来ない状態でしたが、次の来店までに改善されることを祈っているとKEIKOさんは語ります。

KEIKOさんによると、景気悪化の背景もあり万引きはカナダ全土の食品店で多発しているといいます。

大手の量販店に比べればKanadell-Ya Japanese Marketのような個人経営のお店はまだ被害が少ない方ですが、決して看過できる数ではありません。

しかも、カメラで証拠を抑えられるのはそのうちの僅かです。

さらに、買えないから盗むという訳ではなく、ものを盗むこと自体が目的の窃盗症のような人もいるため、マイナーで安価な商品が盗まれることもあります。

「被害額は正直そんなに多くありませんが、簡単に盗めるお店だという印象を広めるのが嫌なのでしっかり目を光らせています」とKEIKOさんはコメントしました。

海外の日本食料品店を悩ませる万引き問題。

犯人たちの行動を抜本的に正す対策が求められています。

Text by 楊文果