日本人の倍近い金額 日本に留学している中国人の平均仕送り額は13万円、15万円以上も多数
日本の多くの学生が、親からもらっている仕送り。
留学生スタッフィングサービス「DYDワークス」で働く、中国人留学生を対象とした「仕送りの金額はいくら?」のアンケート調査結果が公表されました。
日本に留学している中国人学生の仕送り
調査は、株式会社DYDが2024年2月28日から4月3日の期間、105名を対象に実施。
「仕送りをもらっているか?」の質問に対し、「中国からもらっている」と答えたのは81.8%で、中国に仕送りをしている人は1人もいませんでした。
仕送り金額は、「15万円以上」と答えた層が27%と最も多く、平均金額は13万450円。
この金額は、日本人の仕送り平均7万120円と比較するとほぼ2倍の金額となっています。
日本を留学先に選んだ理由には、「生活費が安価」「アニメなどの日本文化」が挙がっていました。
他にも上位に「将来日本で就職したい」「他の国より学校のハードルが低い」といった意見もありました。
円安による日本の魅力についての質問では、「変らない」と答えた人が68%と最も多く、「日本で就職した方が給与が高い」「人民元で円を多く買える」などの見解がありました。
この調査結果から、中国人の日本への留学や就職は一定数おり、円安の影響よりも、日本の文化や生活に親しみや良さを感じる人が多いことが伺えます。
外国人人材の採用に関しては様々な懸念も聞かれますが、日本を好んで選ぶ人々が定着してくれることは、とてもありがたい現象ですね。