日本人の85%が自国の経済状況を懸念 73%が「間違った方向に進んでいる」
マーケットリサーチ企業のイプソスが「世界が懸念していること」についての調査結果を公表しました。
「正しい方向に進んでいる」「自国の経済状況を懸念」で日本が低迷
同社が毎月行っているこの調査は、世界29カ国を対象に社会問題や政治などさまざまな事項に関する懸念の割合を報告しています。
2024年3月分の報告書によれば、「世界が懸念していること」で最も多かったのは「インフレ」。
過去2年間継続してトップでした。
「ヘルスケアへの懸念」では調査国の中でハンガリーが最も多く懸念しており、64%という結果に。
一方、日本はわずか9%で、下から6番目の位置に留まっています。
「気候変動への懸念」に関しては、日本が27%で最も多く、同位でオーストラリア、オランダ、ドイツと並ぶ結果となりました。
「自国における現在の経済状況」については、世界全体では37%が自国の経済を良いと感じていますが、日本では85%が悪いと感じており、これは最下位から2番目。
また、「自国が正しい方向と間違った方向のどちらに向かっているか」の質問で、日本は73%が「間違った方向に進んでいると感じている」と回答しています。
日本はやや悲観的な結果となりました。経済や社会情勢が回復することが望まれます。