日本で働きたくない外国人 最も多い理由は「円安だから」
円安が進行し、物価高に苦しむ日本国内。
株式会社マイナビグローバルが行った調査では、円安が日本在留外国人にも影響を及ぼしていることが明らかになりました。
円安進行により、日本で働きたくない外国人が約4割
調査は2024年1月18日から2月1日、マイナビグローバルへの登録者や、提携する日本語学校等の留学生など582人を対象に行われました。
調査結果によれば、就労資格が切れた後も、91.0%が引き続き日本で働きたいと回答。
2022年時の調査よりも5.8ポイント減少しており、38.5%が働きたくない理由に円安を挙げています。
就職先を選ぶ際に重視しているのは、給与がトップ。
次いで仕事の内容、勤務地でした。
就職先を選ぶ際のポイントで前回調査時と比べて特徴的だったのは、「人間関係が良い」で27.6%増加しています。
特定技能2号に、航空や外食業など新たに9つの分野が追加されたことについては、76.8%が「知っている」と回答。
特定技能2号で働きたいと考えている割合は63.6%にのぼりました。
特定技能2号で働きたい理由のトップに「永住できる可能性」を挙げており、特定技能1号への改善要望でも「家族と一緒に住める」が最多でした。
調査結果から、外国人は日本での就労意欲が高く、特定技能2号での就業を希望していながらも、円安が外国人労働者の日本離れの一因となっていることも浮き彫りになっています。