日本で働く外国人が好きな日本語は「仕方ない」 理由は「便利」「哲学的で気が軽くなる」

画像はイメージ(Flicker/ Luca Sartoni

雰囲気を伝える日本語の表現は、外国人に人気があるようです。

英会話サービス事業の株式会社NOVAランゲージカンパニーが、同社に所属している外国人講師287名を対象に行った日本語に関するアンケート結果が公表されました。

外国人が好きな言葉は「仕方ない」

2024年2月20日~29日に実施されたこの調査。

同社に所属する外国人講師に、「日本語で最も好きなフレーズ」を尋ねています。

その結果、最も好きなフレーズは「仕方ない(しょうがない)」でした。

理由について、「信じられないほど便利」「この哲学を学べば、気が軽くなる」といった意見があがっています。

2番目に多かったのは、「お疲れ様でした」。

「英語にはないが、他人と経験を共有したいという気持ちを表す素敵な表現」「労働文化のポジティブな表現」「尊敬に値する」と理由にあげられていました。

3番目は「大丈夫です」。

「一番役に立つフレーズ」「コンビニでよく使う」という意見があり、大多数が使い勝手の良いフレーズと感じているようです。

他に挙がっていたのは、「やばい」「面倒くさい」「頑張って」などという結果になっています。

「『頑張って』は、シンプルながら大きな気持ちが伝わる」とした意見があり、「気持ちを高めてくれる」と回答した人がいました。

この結果から、日本らしい曖昧な表現を好む傾向がみられ、雰囲気を伝えられることを便利だと感じている外国人が多いことがわかりました。

日本語の曖昧な表現は上手に使いこなしてほしいですね。

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Text by 本間才子