国の未来や自己肯定感、軍事力 若者への意識調査で日本が最下位
「自国の将来が良くなる」と考える若者が最も多い国は中国。
一方、日本は最下位という結果が明らかになりました。
日本財団の調査で、日本の若者の自己肯定感の低さなどが明らかに
日本財団が2024年2月22日から3月5日までの期間、日本、アメリカ、イギリス、中国、韓国、インドの6ヶ国で実施した調査結果を発表。
対象は、各国の17歳から19歳の男女1,000人です。
各国にとって重要な課題について尋ねたところ、日本では「少子化」「高齢化」「経済成長」が上位に挙がりました。
また、他国に比べ「自然災害」「ジェンダー格差」が上位に挙がっていることも特徴です。
他国と比べた自国が持つ現在の競争力について、日本は「文化・芸能」「スポーツ」「科学・医学・技術」を上位に挙げていますが、中国やインドは「軍事・防衛」を最も重視しています。
日本の「軍事・防衛」は40.9%で、6カ国中最下位でした。
将来について「良くなる」と回答した割合が最も高かったのは中国で、85%に上りました。
一方日本は、6カ国中最下位となる15.3%という結果に。
国際社会でのリーダーシップを発揮できると考える問いでも、日本人は最下位の41%でした。
また、「自分自身が必要とされている」「将来の夢」「誇れる個性」などについても最下位であり、自己肯定感が低い傾向が明らかになっています。
「人生において大切にしたいこと」では5ヶ国が「家族」と回答しましたが、日本だけが「自分の好きなことや趣味」という回答が最多でした。
これらの結果から、他国と比較した場合、日本は自己肯定感や自己効力感に乏しいという傾向が見られています。
今後の日本を支えていってくれる若者が、希望や夢を持って生きられる日本を作っていければいいですね。