大谷翔平の第1号HRボールをキャッチした観客 球団の対応に不信感

ASSOCIATED PRESS/ Ashley Landis

2024年3月3日(日本時間4日)、右中間スタンドに今シーズン第1号となるホームランを放った、ロサンゼルス・ドジャース所属の大谷翔平選手。

大谷翔平の第1号ホームランを取った観客が球団と一悶着

DODGERS NATIONによると、その記念すべきボールをキャッチしたのは、青いドジャース帽子を被ったアンバー・ロマンさんという女性でした。

その後、大谷選手は囲み取材で「戻ってファンの人と話して、いただけるということだったので。僕にとってはすごく特別なボールなので、本当にありがたいなと思いました」と話していました。

代わりに彼女へサイン入りボールと帽子2個、さらにバットが贈られたと報じられています。

ところがこの報道に対し、アンバーさんは「ボールはキープしたかったけど、職員から手放すようプレッシャーをかけられ、威圧的に感じました」と反論。

球団側とひと悶着あったことを明かしています。

彼女によると、職員は当初、交換する代わりにサイン入りの帽子2個をオファーしたものの、アンバーさんが納得しないと、さらにサイン入りボールとバットも追加されたということです。

当時、夫とともに観戦していたアンバーさんは「球団の対応は残念でした。もう少しファンを大事にするべき」と訴えると、球団側は夫妻を球場に招待することに。

彼女の誕生日が4月12日であることから、その日ドジャースタジアムで行われるサンディエゴ・パドレス戦に招かれる予定だといいます。

これに対し、世間からは「羨ましい」「大谷君はこの事態を知らなかったんだろうね」「野球チームは、ファンがいてこそ成り立つ世界」といった声が寄せられました。

また「エンゼルス時代は、ボールをキャッチした人は大谷君と一緒に写真を撮って、サイン入りグッズまでもらえていた」とのコメントもあり、球団によって対応はかなり異なるようです。

大谷翔平がドジャース移籍後初ホームラン 海外の反応

Text by 春野 なつ