子供連れの客からカスハラを受けた店員 でっちあげの苦情で解雇される

画像はイメージ(Flicker/ JCHaywire

店員へのカスタマーハラスメントは、本当に困りものです。

【動画】客のカスハラで解雇された店員

激しいカスハラのせいで、レストランを解雇されたと男性がTikTokで明かしました。

客のカスハラのせいで店員が解雇される

レストランを解雇されたのは、ディーンさんという男性です。

ディーンさんが、家族連れのいるテーブルに飲み物の注文を聞きに行った時のこと。

家族から注文する反応がなかったため、ディーンさんはもう少し時間が必要なのだと察し、テーブルを離れました。

すると母親が、「ここは誰もサービスに来てくれないわけ?」と声を荒げたそうです。

慌てたディーンさんが「もう少しお時間が必要かと思っていました」と接客すると、母親は「誰もこのテーブルに来てないでしょ」と怒ったのです。

とりあえずディーンさんが飲み物の注文を尋ねると、すぐに男の子が「チョコレートミルクをください」と注文。

父親は、チョコレートミルクの値段を聞いて、金額の高さに憤慨したそうです。

ディーンさんはその後、ペパロニピザの注文を受け付けました。

あらかじめ調理に45分かかることを告げていましたが、父親は10分おきに「ピザはまだかい?」と尋ねてきたといいます。

その間、父親が注文していたサンドイッチが出来上がり、別の店員が提供。

「マスタードがかかっていた」と苦情を言われたそうで、店員が涙目になりながら戻ってきました。

しかし、注文を受けたディーンさんのメモには確かに「マスタードを追加」と書かれていました。

そのことを説明すると今度は母親が、「主人は自分が何を注文したかわからないって言いたいのか?」と突っかかってきたのです。

そして父親はディーンさんをにらみつけて、「客は常に正しい」と言いました。

父親は店長を呼び、「飲み物の注文を取りに来た時、私たちが気付かなかったのを逆手に取り、注文をわざと間違えた」と告げました。

そして、「この店員さんへの苦情はこれが初めてではありませんからね」とも発言。

この出来事の後、ディーンさんはレストランを解雇されたそうです。

不条理な出来事ですが、もっと条件の良い職場が見つかることを願わずにはいられません。

Text by 本間才子