「外国人労働者が笑顔で暮らせるように」 入国した技能実習生に日本語講習を提供

画像はイメージ(Flicker/ Odyssey

2024年1月26日に厚生労働省が発表した内容によると、2023年10月末時点で、日本における外国人労働者数は204万8,675人となり、過去最多を更新しました。

今後5年間で、介護などの特定技能として働く外国人労働者の受け入れは最大82万人と見込まれています。

ところが語学や文化の違いをはじめ、差別や過酷な労働環境などにより、苦労を強いられる人も多いのが現実です。

外国人労働者への日本語教育 むすびば株式会社

彼らにとって、職場や生活で起こるトラブルは、日本語での会話力の不足が主な要因だといいます。

そこで福岡県福岡市に会社を構える「むすびば株式会社」は、「外国人労働者が笑顔で暮らすことができる日本」を目指し、会話力を伸ばすことに特化した日本語教育を中心に事業を展開しています。

同社は2020年にオンライン日本語教育をスタートさせると、2023年には福岡市で入国後講習を立ち上げました。

オンライン日本語教育のコースは、職場での会話が難しい技能実習生を主な対象とし、週2回、会話力を伸ばすことに特化したプログラムです。

また入国後講習は、オンライン日本語教育で培った内容をベースに、どんな技能実習生でも日常会話が可能なレベルまで日本語力を伸ばすプログラムとなっています。

人手不足の問題もあり、現代の日本は外国人労働者に頼らなければならない業務が多くあります。

さらに2050年には、日本の人口の1割が外国人になるといった驚きの予測も出ており、私たち日本人の意識改革も必要です。

重要な役割を担っている以上に、ひとりの人間として彼らを受け入れることが、日本の明るい未来にも繋がっていくのではないでしょうか。

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Text by 春野 なつ