大谷翔平の通訳・水原一平氏が違法賭博で解雇 後任は前田健太の通訳を務めた人物
2024年3月20日(日本時間21日)、ドジャースが大谷翔平選手の通訳を勤めていた水原一平を解雇したことを、ロサンゼルス・タイムズ紙をはじめ複数の米国誌が報道しました。
大谷翔平の通訳担当・水原一平氏が違法賭博で解雇
その背景には、大谷選手の銀行口座から少なくとも450万ドル、日本円でおよそ6億8000万円がブックメーカー「マシュー・ボイヤー」に送金されていたことが関係しています。
水原氏はスポーツ賭博を通じてこのマッシュ・ボイヤーに多額の借金を抱えていたのです。MLBの選手や従業員は、違法なブックメーカーや海外のウェブサイトでは賭けることができません。
ボイヤーが位置する南カリフォルニアではスポーツ賭博が認められていないため、今回水原氏が行った一連のギャンブルは違法のものとなります。
米スポーツ紙ESPNによると、水原氏は「野球には一切賭けていない、これが違法のギャンブルとは知らなかった」、「大谷選手の合意の元ボイヤーに送金してもらったが、大谷選手はギャンブルに疎く今回の件に関しては一切責任がない」と繰り返し主張しています。
実際、同紙の報道によると大谷選手はボイヤー関係者と直接面会したことは一度もなく、直接送金したのは水原氏を経由するとまた賭け金に使われてしまうと危惧したからてはないか、と推測されています。
水原氏は当初、記者会見において一連の流れについて説明する時間を設けられましたが、それらの記事が公開される前にロジャーズの広報担当者が水原氏の発言を否定。
大谷選手の弁護士、バーク・ブレットラーLLPが「最近のメディアからの問い合わせに対応する過程で、大谷が巨額の盗難被害者であることがわかり、当局にこの問題を提供します」との声明を発表するに至りました。
水原氏は大谷選手が2018年にアメリカに渡って以来、試合やメディア会見等、様々な場面で通訳を勤めてきました。
練習中も大谷選手の水筒を水原氏が持ち歩くなど、そのサポートは舞台裏でも続けられており滅多に離れることがありません。
大谷のチームメイトが2人を「友情を超えた兄弟愛」を持つと表現するほど、常にそばで支えてきたといいます。
また、通訳の後任はドジャースの現パフォーマンスオペレーションマネージャーであるウィル・アイアトン氏が引き継ぐと、ロサンゼルス・タイムズ紙記者のジャック・ハリスさんなどが明かしています。
アイアトン氏は以前ドジャースにて前田健太選手の通訳を務めた経験がある人物です。
Dave Roberts declined to comment on the Shohei Ohtani/Ippei Mizuhara situation
Roberts said Will Ireton will serve as Ohtani’s interpreter for now. Ireton will also interpreter for Yoshinobu Yamamoto in tonight’s game (that was also previously Mizuhara’s responsibility)
— Jack Harris (@ByJackHarris) March 21, 2024