「超豪華MPV万歳!」レクサス新型LM、英メディア興奮 欧州でも展開

新型LM(プロトタイプ)|トヨタ自動車

 レクサスは4月27日まで開催された上海モーターショーで、新型高級ミニバン「LM」を世界初公開した。「素に戻れる移動空間」をコンセプトに、乗り心地と静粛性に力を入れたという。今年秋頃の日本発売に向け期待が高まるが、海外の自動車各誌もそのラグジュアリーなインテリアなどに注目しているようだ。

◆レクサスの高級ミニバンが欧州初登場
 新型LMは、イギリスなど欧州でも発売が予定されている。2代目となる新型について、英BBCの自動車番組『トップ・ギア』(4月19日)は、「やったぞ、超豪華MPVがイギリスに」「レクサスはわかっている。新しいフラッグシップの『ラグジュアリームーバー』はSUVではなく、ちゃんとしたMPVだ。万歳!」と歓迎。

 同記事は、レクサスが「豪華でありショーファー・ドリブンな(お抱え運転手がハンドルを握る)移動手段という、新たな市場セグメント」を目指していると解説する。SUVと比べてリアシートが段違いに広いことなどから、MPV(多目的車、ミニバン)を選ぶ利点は確かにあるとする内容だ。LMの登場はイギリスでは初となる。

トヨタ自動車

 一方、現時点で発売が発表されていないアメリカからは、うらやむ声も聞かれるようだ。米カー&ドライバー誌(4月19日)は、「アメリカに住む私たちにとって残念ながら、上海モーターショーでデビューした2代目の新型レクサスLMでの贅沢は、想像のなかでのみ可能だ」と惜しむ。

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Text by 青葉やまと