「自動車界を次のレベルへ」トヨタ新型センチュリー、海外ファンも興奮
◆「ひとたび座れば……」ドアやシートの造りにも注目
後部の快適性向上のため、ほかにも工夫が詰め込まれている。ドライブ誌は、スライド式のドアを興味深い特徴の一つに挙げ、「CEO向けのミニバンのようだ」「もしロールス・ロイスが自社の後部ヒンジ式ドアを豪華だと思っているのなら、このスライド式ドアを見るべきである」と語る。この方式のドアは、GRモデルにオプションで追加できる。
後部座席自体も高い品質に仕上げた。なめらかにスライドし、まるで飛行機のファーストクラスのシートのような質感とリクライニング性能を備える。巨大なアームレストを装備するほか、タブレットとエンターテインメント・スクリーンが用意されており、「ひとたび座れば、誰も文句を言わないだろう」と同誌は太鼓判を押している。
快適さを追求する都合上、席数は控えめとなった。米カー&ドライバー誌(9月6日)は、フルサイズSUVと同じくらいのサイズ感でありながら、席数が4席に制限されていると指摘している。
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