興奮を持って迎えられたスズキ ジムニー5ドア 3週間で予約1万5000台以上
◆後席の追加で生まれたゆとりのキャビン空間
これまでジムニーは3ドア車としてインドで販売されてきたが、一定の支持を得ていた反面、車内空間には限界も感じられた。新旧の両モデルに試乗したというABPニュースのリポーターは、3ドア版は「狭くほとんどスペースがなかった」と正直な感想を漏らしている。
一方、新型の5ドア版に試乗したところ、かなり快適性が向上した印象を受けたようだ。後席のスペースに余裕が生まれたほか、ヘッドルームも素晴らしく、広々としたレイアウトになっているという。「5ドアへの移行は賢い選択であり、理にかなったものだ」との評価だ。記事は、この成功によりマルチ・スズキが、利潤の高いSUVセグメントにおいて大きなリードを得た可能性があるとも指摘している。
スペースにゆとりを持たせたことで、かなりの高身長の人でも利用しやすくなった。インド自動車ニュースサイトのジグ・ホイールズ(1月21日)では、身長6.5フィート(約1メートル98センチ)の記者が新型ジムニーに乗り込み、その体験をリポートしている。
コンパクトなジムニーに2メートル近い記者が身体をねじ込むのはもともと難しいチャレンジだ。シートポジションを目一杯後ろへ動かしても、ステアリングがももに当たってしまったという。しかし、ヘッドルームとレッグルームには余裕が感じられたほか、後席に座った場合はさらに快適だったようだ。後席が3シーターでない点は惜しまれるが、それでも3ドア版よりは大幅にゆとりが生まれた。「つまり、サイズとしてはそれほど大きなクルマではないが、横幅は別として、ジムニーのキャビンは実はとても広々としているのだ!」と記事は称えている。