シロン後継、ブガッティ「トゥールビヨン」の何が革新的なのか? 6億円超のハイパースポーツカー
◆新たなエンジニアリングの試み
EVO誌によると、エンジニアリング面でも革新を遂げた。F1にインスパイアされたリアディフューザーなど、まったく新しいシャシーとボディ構造が採用されている。さらに、最先端のカーボセラミック技術を用いたブレーキシステムを採用し、ブレーキ・バイ・ワイヤシステムも導入された。
環境性能も向上しており、EVO誌によれば、重さ300キロのハイブリッドシステムを搭載しているにもかかわらず、車重はシロンと同水準となっている。現在の排出ガス基準をベースにすると、トゥールビヨンはシロンより25%クリーンだ。軽量なエンジンと3Dプリントされたサスペンション部品が、環境性能値の向上に貢献した。
伝統を重んじながらも革新を追求するブガッティ・トゥールビヨンは、250台の限定生産で、納期は2026年を予定している。価格は380万ユーロ(約6億6000万円)からとなっている。
>次は 世界一加速の速いスーパーカー・トップ19 1位は大阪の意外な企業