シロン後継、ブガッティ「トゥールビヨン」の何が革新的なのか? 6億円超のハイパースポーツカー
◆ハイブリッド化に伴う軽量化は「初めて」
トゥールビヨンは前モデルのシロンよりも軽量化されている。ファスト・カンパニー誌によると、ブガッティは、「ハイブリッドカーがその前身である内燃機関車よりも軽量化されたのは、今回が初めて」だとしている。ただし、最終的な素材(チタンや3Dプリント合金など)がまだ決まっていないため、正確な総重量は明らかにされていない。
車体重量の軽量化は、次世代カーボン複合材「T800」の使用や、バッテリーをモノコックの一部として統合するなどの革新的な設計によって実現した。また、サスペンション部品では3Dプリントのアルミニウム素材を採用することで、45%の大幅な軽量化を実現している。
軽やかなボディを備えるトゥールビヨンだが、走りは驚異的だ。0-100km/h加速を2秒フラット、0-200km/hを5秒以下、0-400km/hを25秒以下で達成する。カー誌はこの性能について、ブガッティが誇る「想像が追いつかないほどの数値的評価」をさらに高めるものだと評している。