マツダCX-70、アメリカで高評価 米誌ベスト賞、IIHSで最高の安全性評価
Mazda North American Operations
マツダの新型SUV「CX-70」がアメリカで高評価を得ている。USニューズ&ワールドレポート誌は、「2025年・ファミリー向けベスト2列ミッドサイズSUV賞」を授与。「優れた安全性能」「ゆとりある室内空間」「家族向け機能の充実ぶり」が評価され、同クラスで最高の評価となった。
◆業界トップの安全性能
CX-70は同誌の安全性評価で9.3/10という高得点をマークした。家族向け車両に求められる最も重要な要素で、優れた実力を示している。高水準の安全性が評価され、米道路安全保険協会(IIHS)が選定する2025年の「トップセーフティピック+」にも選ばれた。
米国事業責任者のトム・ドネリー氏は、「USニューズ&ワールドレポート誌から『ファミリー向けベスト2列ミッドサイズSUV賞』を受賞し、大変光栄に思う」とコメントしている。権威ある賞の獲得で、マツダが長年にわたって取り組んできた安全技術開発の成果が証明された。
◆ファミリー向けSUV市場で頂点に立つCX-70
同誌自動車部門責任者のアレックス・クワンテン氏は、CX-70を「2列シート市場で注目すべき新車」と評している。クワンテン氏が特に高く評価したのは、使い勝手の良い広々とした室内空間、快適な後部座席、そして十分な荷室容量だ。「ゆったりとした空間、洗練されたデザイン、高い実用性、そして最高水準の安全性能が一体となり、家族向け車として優れた魅力を持っている」と語った。
同誌の評価では、安全性データ、信頼性指標、室内・荷室の広さに加え、自動車専門家の意見も考慮されている。また、車内Wi-Fi、若年ドライバー向け制御機能、自動緊急ブレーキなど、家族の日常生活をサポートする装備も重要な評価項目となっている。総合力でファミリー層向けの商品力を見せつけた形だ。
◆プレミアム感と実用性を両立
マツダCX-70は、高級感と実用性を巧みに両立させた一台だ。内装の質感について米自動車メディアのカー・スクープ(3月17日)は、「キャビンは非常に高級感がある。同サイズのドイツ製SUVほど豪華ではないかもしれないが、価格を考えれば十分に近い」と好意的な評価を寄せている。手頃な価格帯で上質さを追求するマツダの戦略が成果を挙げているようだ。
実用面での充実ぶりも見逃せない。荷室は最大75.3立方フィート(約2.13立方メートル)という広々とした収納スペースを確保。中型SUVとして申し分ない積載力を備えている。後席も大人がゆったりくつろげる設計だ。ファミリーユースに嬉しい便利な機能も、ハンズフリーリフトゲート、3ゾーン・オートエアコン、リアシート・アラート、Wi-Fiホットスポットなど、各種を標準装備している。
総合力が評価され、CX-70は家族向け高級SUV市場で確かな支持を集めている。