「大成功するだろう」シビック、ハイブリッド復活に米ファン興奮 200馬力、Si超えのトルク
ホンダの米国部門は、2025年モデルの『シビック』を発表した。ハッチバックとセダンのボディスタイルで登場する2025年型は、北米では10年ぶりにハイブリッド・パワートレインのオプションを復活させた。
◆ラインナップを整理・統合
米カー&ドライバー誌は、新型シビックのラインナップは一新され、すっきりと整理され直されたと評価している。EXとEX-Lモデルが姿を消し、LX、スポーツ、スポーツ・ハイブリッド、スポーツ・ツーリング・ハイブリッドの4つが新たな選択肢となった。
2025年型ホンダ・シビック・ハイブリッドは、2つの電気モーターと2.0リットルのガソリンエンジンにより、200hp(149kW)と232 lb-ft(315Nm)のトルクを発生する。欧州仕様のe:HEVよりもパワフルだ、と米カー・スクープ誌は述べる。
実際のところ、タイプRを除き、現行のシビックのなかで最もパワフルなモデルとなる。燃費効率も大幅に向上し、約50mpg(約21.3km/L)を実現するとホンダは発表している。シビックの販売台数の約40%をハイブリッドが占めるとホンダは見込む。
◆新たなフロントデザインに個性
エクステリアの変化として、ボディと同色のヘッドランプ・ガーニッシュ(ライト目元の装飾)およびフロント・スポイラーが追加されている。また、全ラインナップにおいて、フロントデザインを一新した。カー&ドライバー誌が取り上げるように、リアでは暗色のテールライトが個性を放つ。
これらに加え、米ドライブ誌は、最上位モデルのスポーツ・ツーリング・ハイブリッドではさらに、新たなデザインのホイールが装着されると報じている。
2025年のシビックラインナップにはCVTが搭載されているが、マニュアルのシビックSiについては存在自体がアナウンスされていない。カー・スクープ誌が北米ホンダに問い合わせたところ、「2025年モデルのシビックラインナップに関しては、現在提供できる情報はありません」との回答だったという。
◆「クラス最高がさらに…」読者たちは興味津々
シビックを愛用するカー&ドライバー誌の読者たちから、新型の登場を歓迎するコメントが寄せられている。
「2023型スポーツ・ツーリング・ハッチに乗っている。『もしも』高速走行時のロードノイズが改善されているなら、ぜひ新型のハイブリッドに乗り換えたい。それが現行のシビック唯一の欠点だから」
「シビックは間違いなくすでにクラス最高だ。このハイブリッドは間違いなく、さらに高いレベルへ引き上げてくれるだろう。トルクがはるかに大きく、燃費も50mpgと非常に素晴らしいはずだ」
「シビック ハイブリッドは大成功を収め、トヨタがこのセグメントでホンダに対して持っていた唯一のアドバンテージを奪うだろうと予測する」
「シビックは多くの場合、ホンダ車として最高の製品だ。われわれがホンダに求めるものに最も近い。室内空間に満足できるなら、アコードにステップアップする理由はないだろう」
「ホンダに魅力的なシビック ハイブリッドを作るよう後押ししてくれたトヨタ プリウスに感謝」
カー・スクープ誌、ドライブ誌の読者たちからは、アコードとの比較も聞かれる。
「新型ハイブリッドはかなり良い。搭載のハイブリッド・ドライブトレインは、アコード・ハイブリッドとほぼ同じだ。競合車と比べると、はるかに楽しいドライブができるだろう」
「ハイブリッドのスペックにひかれる。200hpでインテリアも素晴らしく、プリウスよりも良い選択かもしれない」
「アコードの棺桶に釘を打つ音が聞こえる。アコードのオプションエンジンをシビックに与えたいま、ホンダは、シビックをセダン車の唯一無二のメインに据えたいのだろう」
デザイン面ではもう一歩垢抜けて欲しかったとの声も聞かれるが、興味津々の人々も多いようだ。
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