トップ10に日本車5車種 米国で第1四半期に最も売れたクルマ

Toyota Motor Sales, U.S.A., Inc.

 米カー&ドライバー誌は、アメリカで今年第1四半期に最も売れたクルマのランキングを発表した。トヨタ RAV4が3位に入ったほか、ホンダ、日産、スバルが上位に顔を見せた。

1位 フォード Fシリーズ(15万2943台)
2位 シボレー シルバラード(12万7563台)
3位 トヨタ RAV4(12万4822台)
4位 テスラ モデルY(10万9000台)(推算)
5位 ホンダ CR-V(9万5038台)
6位 日産 ローグ(9万0804台)
7位 ラム ピックアップ(8万9417台)
8位 トヨタ カムリ(7万8337台)
9位 GMC シエラ(6万8597台)
10位 ホンダ シビック(6万1929台)

 ピックアップトラックやSUVが好まれるなか、11位にはカローラが入っている。

11位 トヨタ カローラ(6万71台)
12位 フォード エクスプローラー(5万8465台)
13位 ジープ グランドチェロキー(5万4455台)
14位 シボレー エクイノックス(5万4185台)
15位 スバル フォレスター(4万8546台)
16位 ヒュンダイ ツーソン(4万5509台)
17位 テスラ モデル3(4万2000台)(推算)
18位 ホンダ アコード(4万1927台)
19位 日産 セントラ(4万81台)
20位 フォード トランジット(3万9890台)

 3位のトヨタRAV4は、根強い人気のピックアップトラックを除いた場合、第1四半期でのベストセラーの位置を占める。販売台数は前年同期比で47%増加し、勢いに乗っている。5位のホンダCR-Vは、9万5000台の販売台数でテスラモデルYに迫る。CR-Vの販売台数はおよそ半数がハイブリッドとなっており、燃費の良さでも選ばれているようだ。続く6位は日産ローグで、前年同期比19%増を記録した。新型のスタイリングが好評となっている。

 カー&ドライバー誌によると、パンデミック中は納期遅れの影響でコンパクトカーが売れる傾向にあり、ピックアップトラックが好まれるアメリカとしては異例の事態だったという。物流が回復しつつあるいま、例年売れ筋だったモデルへの回帰が進んでいるようだ。

Text by 青葉やまと