ホンダファンには違和感? 新型EV「プロローグ」、外観は好評「優れたプロポーション」
米ホンダはアメリカでの量産電気自動車(EV)の販売を本格化し、皮切りとして2024年型SUV「プロローグ」を投入する。自社EVの製造計画は2026年を待つことになるため、プロローグはゼネラルモーターズとの共同開発とした。スタイリングは一定の評価を得たものの、ホンダらしい使いやすさに欠けるとの厳しい指摘も現地からは聞かれる。
◆バランスに優れ、スタイリングも好評
プロローグはホンダとGMのパートナーシップのもと、ウルティウム・プラットフォームを採用する。シボレー ブレイザーEVやキャデラック リリックEVなど、ほかのGM製EVにも採用されている共通規格だ。
他社のプラットフォームを基盤としたプロローグの完成度はどうか。米モーター・トレンド誌は、プロローグがすべてのカテゴリーでリードしているわけではないものの、機能、航続距離、運転の楽しさのバランスが取れた魅力的なパッケージを提供していると評価する。
スタイリングでも一定の評価を得た。米カー&ドライバー誌は、「滑らかでシンプルに仕上がったフロントエンドは、ブロック状のグリルと控えめなヘッドライトが組み合わさり、当たり障りのない親しみやすい顔をしている」と述べる。