「磨き上げた勝利の方程式」スバル フォレスター、米誌が10年連続“買うべき”に選出
◆コンシューマー・レポートが指摘した2つの弱み
もちろん、すべてのクルマがそうであるように、フォレスターにも弱点はある。3万ドル未満の優れたクルマを紹介するコンシューマー・レポートの記事は、「加速に爽快感がなく、エンジン音もあまり心地よいとは言えない」と2つの欠点を指摘している。
これに加えて米オート・ブログ誌(1月30日)は、「走行中、フォレスターはかなり鈍い」と述べ、ドライブフィールに関して厳しめの評価を下している。ステアリングにクリアな反応がなく、直進からカーブに差しかかるターンインもシャープな反応とは言い難いとしている。
ただし同誌は、「オフロードや砂利道では、ステアリングに緩みがあることがかえって好都合となる」とも指摘する。たとえば中位トリムの「ウィルダネス」のオーナーは、オフロードの走行を愛する傾向がある。このトリムと、グリップ力の高いオールテレイン・タイヤとの組み合わせを同誌が試したところ、「陥没を避けるために直前でハンドルを切ったが、その高いレスポンス性に我々は本当に感動した」と打ち明けている。遊びのあるフォレスターのステアリングは、悪路ではかえって良好に作用するようだ。
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