日本の弁当箱に注目も NY最大のギフト展示会、今年のトレンドは?
米ニューヨークのジェイコブ・ジャビッツ・コンベンション・センターで8月13から16日、世界のブランド数千社が集まる北米最大規模のギフト展示会「ニューヨーク・ナウ(NY NOW)」が行われた。サステナブルをアピールする各国企業が参加し、日本からも複数社が出展した。アメリカ北米展示会から今年のトレンドをフォーカスする。
◆「ニューヨーク・ナウ」とは
ニューヨーク・ナウは、世界の流行をリードする小売ブランド専門店が集まるなか、いち早く今年のトレンドを仕入れようと各国のバイヤーが集まる大規模な展示会だ。出展社数はおよそ2500社、来場者数は80数ヶ国から2万5000人以上の規模となる。
製品はジュエリー、アクセサリー、アパレル、キッチン用品、テキスタイル、子供用品など生活用品が多い。参加国は、アメリカ、イギリス、フランスの欧米勢、アジアからはインド、タイ、韓国、日本、中南米ではブラジル、アルゼンチンやチリなどだ。
今年の夏は、全体的に明るくカラフルな製品が目立った。2023年から本格的にリアルでの対面開催になったが、コロナ禍の暗い3年間を吹き飛ばすような雰囲気だ。特徴は、アップサイクルや環境に優しい素材を使うなど、サステナビリティを意識した製品が多くを占めていた。環境に悪影響を与える製品は、今やバイヤーも見向きもしないからだろう。
そのような展示製品のなかから、心を癒すセルフケアが大切な時間とする健康重視のヨガ靴下、難民支援のフェアトレードを謳う人形、カラフルな色で元気を伝える日本発のお弁当箱を紹介したい。