「ホットハッチ界の王様」ホンダ シビックタイプR、新型もアメリカでも高い評価

本田技研工業

◆ガソリンモデルとしては「最もエキサイティング」
 カー&ドライバー誌は電気自動車(EV)やハイブリッド化が進む現在において、シビック タイプRはホンダの「最もエキサイティングなガソリン専用車」であると述べている。テキサス州郊外のサーキットで実際にテスト走行をこなしたという同誌記者は、「確実にホンダは成し遂げたようだ」と述べ、大いに満足した様子だ。直線・曲線コースを問わずタイプRの反応は良好であり、「最新のシビック タイプRの控えめなスタイリングに反し、私たちは満足感を覚えることができた」という。記事はまた、「パフォーマンスはエッジが効いており、反応も向上し、まったくもって愉快だ」とも述べ、心地よい走行フィールが得られたと強調している。

 レースコースだけでなく、通常の路面においてもタイプRの優れた特性は際立つ。雨天のなかカリフォルニア州ナパを走ったというCNETは、標準装備のミシュラン・パイロットスポーツ4Sサマータイヤが「驚異的なグリップ力」を発揮したと述べている。乗り心地についても、先代とおなじくデフォルト設置のアダプティブ・ダンパーが素晴らしい快適さをもたらしているとの評価だ。

◆アメリカでは約580万円で販売中
 新型ホンダ シビック タイプRは直列4気筒2.0リットルガソリンターボエンジンを搭載し、最大で315 hp・310 lb-ftを出力する。ギアは6速MTとなる。

 アメリカで現在販売中であり、ベース価格は4万3990ドル(約580万円)の設定だ。

Text by 青葉やまと