「ライバルにない安心感」トヨタbZ4X、英紙は独自アプローチに好感
◆リコール問題を超えて
実はbZ4Xには過去、安心感とはほど遠いトラブルに見舞われている。昨年6月までに生産された一部の車両が、10月にリコール対象となった。ディスクホイールを取り付けるハブボルトの設計に問題があり、急加速などの繰り返しによって異音が発生したり、極端な場合ではタイヤが脱落したりする恐れがあった。英オート・カー誌は、「自動車会社にとってはまさに悪夢だ」と振り返る。
対処を終えた現在、再び安心して充実の走りを楽しめるようになっている。テレグラフ紙は「ホットロッドではないが、穏やかに走らせると驚くほどに前へ進む」と述べ、心地よいドライブができるクルマだとしている。フルEVによる俊敏な走りも楽しめるとの評価だ。
◆イギリスで販売中
トヨタbZ4Xは現在イギリスで販売中だ。71.4kWhのリチウムイオン・バッテリーから2基のモーターに給電し、最大出力215 bhpを得る。ピークトルクは249 lb-ft、0-100キロ加速は6.9秒となっている。ベース価格は4万3780ポンド(約706万円)からの設定だ。
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