「パフォーマンスカーでないのに…」ホンダCR-V新型、米誌が乗り心地に驚き

ホンダ

◆即座に実感できる乗り心地の改善
 肝心のドライブフィールの進化も見逃せない。ホンダによると、グローバル・アーキテクチャーの採用によってボディのねじれ剛性が15%向上し、この恩恵としてより快適な乗り心地とステアリング・レスポンスの改善を追求することが可能になったという。

 実際にテスト走行に臨んだ米モーター・トレンド誌はこのような背景に触れたうえで、「この点における成果は、ほぼ即座に感じられた」と感想を述べている。適度な重みを残したステアリングにはおおむね好感を持ったほか、サスペンションのチューニングも適正となっており、浮遊感のない快適なドライブを楽しめたという。同誌は「確かにCR-Vはパフォーマンスカーではないが、そのドライビング・エクスペリエンスは十分に心地が良い」と述べている。

 CNETも全体の洗練と乗り心地の向上を取り上げている。ロードノイズと風切り音が先代よりも低減されたほか、サスペンションもよりしなやかになり、荒れた路面にも対応しやすいと評価している。

◆北米市場で販売中
 新型CR-Vはパワートレーンに1.5リットル 4気筒エンジンを採用する。190hpと179lb-ftの出力は以前と同様だが、従来よりも300rpm低い回転数でピークトルクに達するようになった。上位グレードとなるスポーツ・ハイブリッドおよびスポーツ・ツーリング・ハイブリッドでは、これに加えて2基のモーターを搭載したハイブリッド仕様となる。

 ベース価格は3万1000ドル(約430万円)からとなっており、北米で現在販売中だ。

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Text by 青葉やまと