「パフォーマンスカーでないのに…」ホンダCR-V新型、米誌が乗り心地に驚き

ホンダ

 北米ホンダから今秋、新型CR-Vが登場している。コンパクト・クロスオーバーの傑作として現地ですでに盤石の地位を築いているCR-Vだが、強化されたパワートレーンとより快適なキャビンを引っ提げ、さらに洗練されたモデルへと生まれ変わった。

◆よりハンサムなルックスと、優れた運動特性
 米CNETは、ホンダCR-Vが「1995年に登場して以来、アメリカでの総計として最も売れているSUVという王冠を冠している」シリーズだと紹介している。近年の年間セールスこそトヨタRAV4に首位を譲るものの、長く愛されているシリーズといえるだろう。

 その6代目となる新型が9月に発売され、北米で評判の良い先代をもとに細かな改良を取り入れたモデルに仕上がっている。同記事は「全面的に堅実な改善が施された」と評価しており、デザインでは「相当にファンキー」だった先代から変化し、11代目シビックなどと同列の「ハンサムなルックス」になったと受け止めている。全長とホイールベースが拡大し、「より運動向きのスタンスと改善されたプロポーション」を備えるとの評価だ。

 全長が2.7インチ(約6.9センチ)拡大したことで、キャビンにはゆとりが生まれた。米カー&ドライバー誌は、リアシートのレッグルームが少し広がっているほか、同席を畳んだ際のカーゴスペースの容量もやや拡大したと紹介している。

Text by 青葉やまと