「これは買い」英ベストセラーSUVの日産キャシュカイ、e-POWER登場でさらに魅力アップ
◆スムーズな走りだが、加速感ではパラレル式に及ばす
英カー誌(7月1日)は、「コンセントのないEV?」とe-POWERの独自性に触れながら、その走りについては「まあ、なるほど確かにスムーズだ」と述べている。「市街地でのスムーズな走りは印象的であり、それだけでなく、実力のあるオールラウンダーだ」との評価だ。ただ、EVを求める多くの人々は、スムーズな走行感に加えて力強い加速も期待していることだろう。この点について同誌は「(一般的な)EVが揃って提供しているような、中毒性のある発進時の加速が得られない」とし、独自方式を採用するe-POWERの限界を指摘している。
ただし、0-100キロ加速は7.9秒となり、キャシュカイとしては最速をマークした。ドライブフィールも自然なものとなっており、トップ・ギアは「同乗している人は何の疑問も抱かず、一般的なハイブリッド・カーと同じように感じることだろう」と述べている。
◆イギリスなど欧州で販売中
キャシュカイ e-POWERは、1.5リッター3気筒ターボエンジンが発電を担う。フロントに搭載された電気モーターに給電することで、187bhp・330Nmを出力する。長い時間をかけて充電を行わなくてよいメリットがあり、日産はフルEVへすぐに移行できない人々への有力な選択肢になると位置づけている。
イギリスでは7月から販売されており、価格は3万2950ポンド(約532万円)からの設定だ。
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