シビックベースで生まれ変わったホンダ『HR-V』 米誌感嘆「最も進歩したSUV賞にふさわしい」
新型「シビック」(11代目)をベースに生まれ変わった3代目「HR-V」が、一足先に発売となったアメリカで非常に良い評判を得ている。デザインと乗り心地が全面的に改良されており、ひとつ上のグレードの高級感を漂わせる小型SUVとなった。日本では「ZR-V」として年内に発売予定だ。
◆「すべての不満を解決」
米モーター・トレンド誌(6月21日)は、従来モデルから大幅に飛躍したと受け止めているようだ。既存の課題を挙げたうえで、「こうした問題点のすべてを解決している」と非常に肯定的に評価している。同誌記者は従来のHR-Vを十分に気に入っていたが、さらなるパワー、リア側のスペースの余裕、そしてインテリアの改善があればなお良いと感じていたという。新型HR-Vはこうした不満を解消し、相当に満足できる小型SUVに仕上がった。
同誌は、「なかでも、ほとんどの人々がインテリアのアップグレードのすばらしさを認めるだろう」と述べ、以前にも増して内部が「はるかに高級」に見えるようになったと述べている。吹き出し口を上品に隠すハニカムメッシュ、改善されたインフォテインメント、前モデルで不評だったセンターコンソールとアームレストの変更などで質を向上した。
米カー&ドライバー誌(6月21日)も、新型HR-Vが「優れた乗り心地とデザイン変更で驚かせる」クルマだと述べている。加速感以外では「すべての不満を解決」しており、「最も進歩したSUV」の賞にふさわしいほどだと評価している。エクステリアは個性を主張するタイプのものではないが、流行のデザイントレンドを取り入れながら、そつなくまとめた印象を受ける。同誌は「革新的な自動車デザインの歴史に名を残すものではないが、まるで怒ったハムスターのようで、われわれは好感を抱いた」と述べている。
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