「スバルのイメージ通り」新型EVソルテラ、米誌は親しみやすさに好感
スバル初のフルEV「ソルテラ」は、トヨタと共同開発したEVプラットフォームを基礎とした、基本に忠実なSUVだ。尖ったギミックがあるわけではないが、スバルらしい四輪駆動が荒れたトレイルでも安心感をもたらしてくれる。
◆オフロードに強み
個性的な性能を生かしたEVの登場が相次ぐなか、ソルテラは基本性能とオフロード走行に焦点を絞って勝負に出た。米カー&ドライバー誌(3月18日)はソルテラについて、「500馬力や300マイルの走行レンジがあるわけではない」「15分で充電したり予備の家庭用電源になったりもできない」と多機能ではないとしたうえで、「一方でソルテラは、多くのスバル車と同じだ。トレイルワークを得意としている」と評価する。
同誌は、同じプラットフォームを採用するトヨタ bZ4Xとは「BRZとトヨタGR86以上に異なって」おり、最も顕著な差異として、ソルテラはAWD版のみを用意したと説明している。「8.3インチ(21センチ)の地上クリアランス、適切なアプローチとデパーチャーアングル、19.7インチ(50センチ)の渡河水深を持つソルテラは、登山口まであなたのマウンテンバイクを喜んで運ぶだろう」と記事は述べる。
加えて、不要なストレスを感じずドライブに集中できることも強みだ。米モーター・トレンド誌(3月18日)は、「2023年型スバル ソルテラの内部に入ると、親近感を覚える」と述べ、多くの車両と共通する親しみやすいデザインだと評価している。「ここ最近で登場したいくつかのEV車とは異なり、学習に時間を要することがなく、隠しボタンや、不安のもととなる最新技術もない」としており、非常にベーシックで使いやすい点を高く評価している。
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