「さらに素晴らしい乗り心地に」スバル アウトバック ウィルダネス、米誌「あらゆる衝撃を吸収」
北米スバルは、アウトバックの新グレードとなる「アウトバック ウィルダネス」を発売した。未舗装路でのたくましい行動力が評価されてきたクロスオーバーSUVのアウトバックをベースに、最低地上高の拡大と専用サスペンションの導入などで、さらなるオフロード性能を追求している。
◆オフロード性能を強化
「荒野」を意味するウィルダネスは、文字通りオフロードでその強みを発揮する。通常のアウトバックとの差別化ポイントのひとつが、最低地上高の拡大だ。通常グレードから2センチほど高め、約24センチを確保した。米ロード・ショー誌(7月1日)は納得のいく方向性だと述べ、悪路に強いベンツ Gクラスに匹敵するリフトアップだと評価している。また、ドライブトレインは通常のアウトバックとほぼ同様だが、ギアの変速比を4.11:1から4.44:1に変更している。これにより燃費は多少犠牲になるものの、低速域でのトルクが高まり、たとえば足元が不安定な岩場などでの力強い走行を可能にしている。
これまでもアウトバックは抜群の悪路走行性能を持ち、郊外の居住者を中心に人気を得ている。ウィルダネス登場以前は通常グレードのアウトバックに対し、独自のカスタマイズを施すことでさらなる走行性を加えるオーナーも多かった。新たに設定されたウィルダネスでは、これまで人気のカスタマイズであったオールテレーン・タイヤや水洗いできるリアシートなど、アウトドアのアクティビティに対応できる仕様を標準で装備する。米カー&ドライバー誌(5月17日)はウィルダネスの頼もしさを、「まるで半年ほどジムで鍛えたスバル アウトバックのようだ」と表現している。
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