「トヨタHVの最高作」トヨタRAV4プライム、米で好評 スープラ、プリウスの長所を兼備
トヨタ RAV4プライムの2021年型が北米に登場し、好調な売れ行きを見せている。スープラの俊敏性とプリウスの燃費の良さを両取りしており、トヨタのハイブリッド車としては非常に印象的だと評判だ。プラグイン・ハイブリッドでありながら、ほぼガソリンを使用せずに日常の走行をこなせるという。
◆イメージ一新、「無難な選択肢」から脱却
米自動車情報サイト『アイ・シー・カーズ』は3月の実績として、アメリカ市場で最もスピーディーに売れたクルマランキングの2位に本車種を挙げている。ディーラーに届いてから成約までにかかる日数は、全車種平均で47日となっているところ、RAV4プライムはわずか10.2日となっている。
人気の秘密は、トヨタ車のイメージを塗り替えた点にありそうだ。トヨタ車には堅実で無難な選択肢というイメージが強かったが、新型RAV4プライムは良い意味で既成概念を打ち壊すモデルになっている。米モーター・トレンド誌(4月19日)は、トヨタのハイブリッドにはさまざまな特色があるものの、「興味深い」「楽しい」「速い」という特徴はこれまで当てはまらなかったと指摘する。
しかしRAV4は、すべてを書き替えるハイブリッドSUVになると同誌は見る。同記事は「まず間違いなくトヨタがこれまでに作ったハイブリッドのなかでベスト」であると述べ、さらに「スープラ以外では我々がここ5年間でテストしたなかで最速、かつプリウスのエンブレムを冠さない現行のトヨタ車としては最も燃費に優れる」と評価している。スープラのパフォーマンスとプリウスの経済性を両立したSUVとなった。
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